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【常夜国騎士譚RPGドラクルージュ】二人の騎士と異端の唄い手【仮想卓ログ】#3

・はじめに・

 これは『常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ』の仮想卓ログ、#3です。#1はこちら
 全部オレ状態なので、多少のぎこちなさはご容赦ください。
 公式の基本ルールブックに掲載されているサンプルシナリオ『クーロンヌの獣』を改変し、後出のサプリメント『ヘレティカノワール』を適用しています。
・画像について・
 キャラクターアイコンはぴくるーのメーカーで製作しました。
 マップ画像はBOOTHで配布されていたものを使わせて頂きました。
 記事の最期に、クレジットを表記しております。

・前回のあらすじ・
 互いを認め協力を取り付けた矢先、ヒロインが攫われたぞ!クライマックスだ!

・PC紹介・

PC1:”桎梏老”ジェローム・ベルトラム・フォン・ヘルズガルド
血統:ヘルズガルド 家門:吊るし輪
道:僧正 象徴:鉄槌
逸話:†堕落者を討ち取ったり†
瞳の色:荒涼とした灰色
髪の色:誇り高き黄金
紋章色彩:錆紅
 『飄々としててちょっと嫌な奴なんだけど、要所要所で根の善人感が出てしまうCV鳥海』というイメージはあったが、そもそも鳥海さんがやってるキャラクターをそんなに知らない。
 僧正の象徴は鉄槌だが、紋章での見栄えを優先して”木槌”に変更。シンボル的により”公平性を重んじる”というイメージが強くなった……のかな?上手く表現できていればね?
 ”耽美”を楽しむシステムということで、NPCカタリナ卿との関係を香らせる感じで、気持ち厚めに描写してみた。
……もっとやってよかったかもしれない。加減が分からぬ。

PC2:”無垢なる道化師”ストリガのアゼル
血統:ストリガ 道:密使
特徴:朗らかな歌声/隻眼
逸話:†もはや手段は問わず†
瞳の色:天の月の如き紅
髪の色:死者の如き灰白
刻印色彩:白銀
 『一人だけ「聖剣伝説 LOM」みたいな世界観に生きてて欲しい』っていう願望。それができたかどうかは、またべつの話し。もっと詩とか説話みたいなのとか、語らせればよかったのかな?
 名前表や翼の特徴を見るに、ストリガは元々天使だったのではないか、と思っている。が、それはそれとして、ミスリードとして半人半鳥の女怪――セイレーン・ハルピュイア/ハーピー――を引き合いに出した小話をさせました。忌まわしき太陽の遣い”天使”としての見せ場は、終の幕で描写してみたが、……いかがでしょうか?

PC3:”根雪卿”ヴェルナー・マグダネル・フォン・ノスフェラス
血統:ノスフェラス 家門:大鎌
道:狩人 象徴:
逸話:†失われし愛を求め渡らん†
瞳の色:魔性を感じる紫
髪の色:しっとりと濡れた黒
紋章色彩:深青
 『SoundHorizonの「緋色の風車」みたいにして』と過去の自分からのメモ。漠然としているが、言わんとしていることはわかる。
 原風景は“氷の心”だが、冷血漢というワケでは無いだろう。ということで、ジェロームと対比させる意図もあり、異端への態度を軟化させている。
 余談だが、基本ルールブックの”ノスフェラスの狩人”君のデザインがすごく好きだ。あの印象を求めなかったとは言わないけれど、自分なりの”ノスフェラスの狩人”が表現できていれば幸いに思う。

†終の幕†

 嗚呼!カタリナ卿が攫われてしまった!
 影の如く風の如くに忍び込んだ彼の獣が、一瞬にして彼女を奪い去ったのだ!
 魔獣は配下の狼たちにカタリナ卿を護らせると、再び貴卿らの前に姿を現した。

 その真紅の身体は月光の下で血潮よりもなお紅く濡れ。
 その漆黒の双眸は誇りを失い欲望湛えて昏く輝く。

 さぁ貴卿ら、武器を手に取り給え。
 今こそこの呪われた物語に、正しい結末を書き記す時だ!

 配置
  庭園:城砦の前門
   狼×2
  宮廷:林道
   クーロンヌの獣
  玉座:森の奥
   狼×2 カタリナ

DR/プロンプター : [終の幕]では[常の行い][戦の行い]が両方使用可能です。そして、一度に使用出来る喝采点/畏怖点が[現在のラウンド数]点となります。
 カタリナ卿は、端役の[熱烈な味方]として扱います。獣から攻撃を受け十全に動けないのです。彼女の傍らでは、ベルホルトが周囲の狼たちを牽制していますが、演出上の表現なので、データは存在しません。
 狼たちは端役の[心なきもの]となります。ルージュでは[壁の華]にすることができません。
 以上のことを念頭に、宮廷or庭園へ、初期配置をどうぞ。

アゼル : 宮廷で。
ヴェルナー : 宮廷だな。
ジェローム : ここは宮廷でしょう。
 ところで、玉座の狼はカタリナ卿にもノワールが発生するんでしょうか?
DR/プロンプター : カタリナ卿へもノワールが発生します。放っておけばどうなるか、分かりますね?では、健闘を祈ります。

†ラウンド1 開始†

喝采点、並びに畏怖点を贈呈、抗う力も変わらず2点。
[ アゼル ] 畏怖点 : 2 → 3
[ ヴェルナー ] 喝采点 : 3 → 4
[ ジェローム ] 喝采点 : 3 → 4

†異端の手番†
[ アゼル ] 畏怖点 : 3 → 2
[行い]判定+畏怖点1点 5D6 > [ 2, 3, 4, 5, 6 ]

《星呑む黒翼天蓋》10/0-1/エリア
 端役召喚(4体):この[端役]はノワールではなく【畏怖点(喝采点)】を1点与える。
 出目:2.3.5 対象:宮廷エリア
《黒き礼賛合唱》6/0-1/エリア
 端役召喚(2体):この[端役]はノワールではなくルージュを1点与える。
 出目:6 対象:宮廷エリア
《賞賛の声はなし》4/自身/自身
 御身は畏怖点1点を獲得する。
 出目:4

「集えや集え、夜空裂く鳥たちよ!唄えや唄え、紅き月夜の輪舞を!あぁ、お前たちの敵は何処か!」
 上を見よ!
 暗き森の頭上に瞬くあの煌めき!
 藍色の夜空に輝く星だろうか。否!
 紅く輝く月だろうか。否!
 無数の鳥たちの瞳!その全てが翼を広げ、今まさに主人の敵へその鉤爪を、嘴を、ふるわんとしているではないか!

アゼル : アタクシはこれでターンエンドとします。適役の[端役]は居ないので、ノワールは受けません。
ヴェルナー : それを受けて、俺の手番だ。
 玉座エリアへ移動して、端役からルージュと喝采点を貰います。

†狩人の手番†
[ ヴェルナー ] 喝采点 : 4 → 5 → 4 アゼルへのルージュ⇒友(2
[行い]判定+喝采点1点+渇き1点 5D6+1 > [ 2, 4, 4, 5, 6+1 ] > [ 2, 4, 4, 5, 7 ]

《騎士のたしなみ》4/0/他1
 出目:4 対象:玉座の狼1
《侵蝕する凶気》9/0/他1体
 対象にノワールを3点与える。さらに対象の持つ[〇〇具現化]を取り除いて良い。
 出目:2.7 対象:玉座の狼2
《心揺さぶる誘い》5/0-1/他1体
 対象は貴卿を自分がいるエリアに配置しても良い。対象と貴卿が同じエリアに射るとき、貴卿は対象と互いにルージュを1点与え合う。
 出目:5 対象:ジェローム

ヴェルナー : これで狼を一掃し、宮廷に戻る。
ジェローム : これって、「~してもよい」なんですよね。
ヴェルナー : ……俺は貴卿を信じている。
ジェローム : しかたないなぁ…。

 根雪卿は、憎きクーロンヌの獣を横目に睨むと剣を抜いた。しかしそれは彼の獣ではなく、今まさにカタリナ卿へ噛みつかんとする狼へと振るわれる。
 彼が振り返ると、ジェローム卿の具現化した軍馬がその背に追いついたところだった。狩人は、淑女の守護をその飼い犬に任せ、颯爽と軍馬にまたがった。
「貸し一つですからね」
「馴染みの領主を助けてやったんだから、相殺だ」
「ふーむ……」

《我が名を知れ》4/自身/自身 貴卿は喝采点1点を獲得する
出目:4
[ ヴェルナー ] 喝采点 : 4 → 5

「ヴェルナー・マグダネル・フォン・ノスフェラス。狩人として…――いや、誇り高き騎士の一人として、堕落した貴様に、引導をくれてやる!」

ヴェルナー : こんな感じでターンエンドとする。
 [端役]の効果で、アゼルへのルージュ+1と、喝采点が1点。
[ ヴェルナー ] 喝采点 : 5 → 6 アゼルへのルージュ⇒友(3

†僧正の手番†
ジェローム : 良い感じでバトンが回ってきた。では、早速ダイスを振ります。
[ ジェローム ] 喝采点 : 4 → 3
[行い]判定+喝采点1点(戦の幕・終の幕 (DR6) > 6D6 > [ 1, 1, 4, 4, 5, 6, 10 ]

《汝、すでに償い難し》7/0-1/他1体
 対象に現在の〔【存在点】の6分の1〕か〔得ている【渇き】と同数〕点のノワールを与える。
 出目:1.6 対象:クーロンヌの獣 ダメージ:5点
《慈悲深き処刑》11/0/他1体
 対象にノワールを〔貴卿が持つ【潤い】+1〕点与える。
 出目:1.10 対象:クーロンヌの獣 ダメージ:4点
《嘆かれし浄火の涙》7/0-1/他1体
 対象にノワールを2点与える。このノワールは[行い]の効果で減少しない。
 出目:4.4 対象:クーロンヌの獣
 [ クーロンヌの獣 ] 存在点 : 30 → 19

 そして再びの地獄が訪れた。
 これこそヘルズガルドの騎士たちが、始祖ゲルギアンナ公より賜りし権能。道を逸した者に、顔の見えぬローブ姿の獄卒達が手に手に鎖をかける。地獄の業火に焼かれた怒りの鉄鎖を。
「まさか、同じ相手にこの名を二度も名乗るとは思ってもみませんでした。さて、今度こそ、もはや逃れる道は無いと知れ。――我が名は、”桎梏卿”ジェローム・ベルトラム・フォン・ヘルズガルド」
 さぁ…地獄が貴様を迎えに来てやったぞ。

《我が名を知れ》4/自身/自身
 出目:5
[ ジェローム ] 喝采点 : 3 → 4

ジェローム : できることはやったので、ターンエンドですね。
 [端役]の効果でルージュと喝采点、頂きまーす。
アゼル : 存在点が一気に10点以上吹っ飛んだんですけど。恐ろしい…これが”修羅”の経歴を持つ者……。
[ ジェローム ] 喝采点 : 4 → 5 アゼルへのルージュ⇒信(3

†[脇役]の手番†
《血塗られた狩の夜》14/舞台/舞台
 世界具現化:舞台上で与えられるノワールは1点上昇する。
《紅月への咆哮》8/0/エリア
 端役召喚(4体):この[端役]は通常のルール通りに運用する。
 対象:宮廷エリア
《堕落の証明》10/0/エリア
 対象のエリアにいる任意の存在は己へのノワールを2点得る。
 対象:宮廷エリア

ジェローム : 「〇〇具現化」無効にする[行い]持ってる人いる?
アゼル : 持ってますよ。
ヴェルナー : 同じく。
ジェローム : じゃあこれはいいか。
 ノワールの余裕があるから、私が咆哮を引き受けましょう。
アゼル : では、こちら二人で証明の方をくいとめます。
 ……そうだ、【抗う力】を1点、差し上げます。こちら、余裕がありそうなので。
ジェローム : ありがとうございまーす。
DR/プロンプター : では上から処理します。

ジェローム : 抗い3点使用《紅月への咆哮》 3D6 > [ 3, 3, 4 ] > 10 成功
ヴェルナー : 抗い2点使用《堕落の証明》 2D6 > [ 1, 2 ] > 3
アゼル : 抗い1点使用《堕落の証明》 1D6 > [ 3 ] > 3
 計6点 失敗

ヴェルナー : これは二人で仲良く振り直しだな。
アゼル : うぇー。
[ヴェルナー] 己へのノワール⇒侮(4
[アゼル] 己へのノワール⇒怒(2
ヴェルナー : 抗い2点使用《堕落の証明》 2D6 > [ 3, 5 ] > 8 
アゼル : 抗い1点使用《堕落の証明》 1D6 > [ 4 ] > 4
 計12点 成功

DR/プロンプター : 《血塗られた狩の夜》のみ成功、ということで、舞台上で与えられるノワールは1点増加します。
 NPCの手番が終了したので、アゼルの[端役]からノワールを受けて、存在点-1
[ クーロンヌの獣 ] 存在点 : 19 → 18

 四方八方から、唸り声や遠吠えが聞こえる。
 まさしく、この場所は檻であった。木々の梢は鉄格子、星空を覆う新緑は天蓋。
 貴卿たちは、今まさに食い殺されようとしている餌にすぎないのだ。

†ラウンド1 終了†
 伴奏 クーロンヌの獣:【殺】

[アゼル] クーロンヌの獣へのノワール⇒(4
[ヴェルナー] クーロンヌの獣へのノワール⇒(4
[ジェローム] クーロンヌの獣へのノワール⇒(4

†ラウンド2 開始†

喝采点、並びに畏怖点を贈呈、抗う力も変わらず2点。
[ アゼル ] 畏怖点 : 2 → 3
[ ヴェルナー ] 喝采点 : 6 → 7
[ ジェローム ] 喝采点 : 5 → 6

†異端の手番†
[ アゼル ] 畏怖点 : 3 → 1
[行い]判定+畏怖点2点 6D6 > [ 2, 4, 4, 5, 5, 6 ]

《ああ、自由よ!》9/0-1/エリア
 対象のエリアにいる任意の存在の[〇〇具現化]をい取り除く。
 出目:4.5 対象:宮廷エリアのクーロンヌの獣

 異端は、大きく翼を広げると籠の中を高く高く飛んだ。
「やぁやぁ、我こそは!”無垢なる道化師”ストリガのアゼル成り!遠からん者は音に聞け!近くば寄って目にも見よ!――ただいまより奏しは、”語り手”ラ・ルーンから祝福され、”入り江の魔女”ハルピュイアの心惑わせし歌声!かつては真祖に捧げられた魅惑の”トレブル”!ご静聴あれ!」
 アゼルは高らかに異郷の歌を唄う。それはまさしく、変声期前の青少年による独特な高音域。
 その身に刻まれた印は、永劫なるカストラート。
 高らかな自由を唄うに相応しき声は、風切り羽を切り取られた鳥こそが囀るもの。陶器を金で継ぐように、その肌には流麗な白銀の印が浮き出る。それはあたかも、常夜以前に空に輝いていた”忌まわしき光”!
 音の波が波紋のように広がり、獣が築いた鳥籠など容易に砕かれよう。

《賞賛の声はなし》4/自身/自身
 出目:4
[ アゼル ] 畏怖点 : 1 → 2
《嘲笑う因果の車輪》12/自身/自身
 刻印具現化:御身は全ての[行い]の[目標値]を1増加することで、ターン中、さらに1回多く使用して良い。
 出目:2.5.6

アゼル : ではこの辺りで手番を終えます。
 敵方の[端役]は居らず、移動もしなかったので、絆の増減は無いですね。
ヴェルナー : 口上、力入ってるなぁ…。
 えー、ではそれを受けて攻撃を開始します。

†狩人の手番†
[ ヴェルナー ] 喝采点 : 7 → 5
[行い]判定+喝采点2点+渇き1点 6D6+1 > [ 1, 2, 3, 3, 3, 6+1 ] > [ 1, 2, 3, 3, 3, 7 ]
《いと重き咎の大鎌》12/0-1/他1体
 対象にノワールを5点与える。貴卿は己へのノワールを2点得る。さらに【潤い】を1点減らすことで、この[行い]の[目標値]は「9」となる。
 【潤い】-1 出目:2.7 対象:クーロンヌの獣
 己へのノワール⇒5点を超えたため、渇きへ。
 [ クーロンヌの獣 ] 存在点 : 18 → 13
 [ ヴェルナー ] 潤い : 3 → 2 渇き : 0 → 1
《侵蝕する凶気》9/0/他1体
 対象にノワールを3点与える。さらに対象の持つ[〇〇具現化]を取り除いて良い。
 出目:3.3.3 対象:クーロンヌの獣
 [ クーロンヌの獣 ] 存在点 : 13 → 10

 獣の狩り場は、いと美しき調べにより砕け散った。
 魔獣はその声を掻き消さんと咆哮を上げたが、自らの首に狩人の剣が迫っていることに気がつかなかった。
 しかしその一撃は、致命傷には至らない。地獄の鉄鎖を引きずり、なおも獣はその身をかわしたのだ!
 ――あぁ、思い出した。この獣はあの夜もそうだった。自分の全てを奪っておきながら、騎士達の剣を巧みにかわし森の闇に紛れてしまった。
 そして湧き上がるは弱き己の不甲斐なさよ。
 強くなければ何も守れぬ。
 力だ。…力が欲しい!この手にもっと力があれば!

ヴェルナー : 手番終了。
 案の定、乾きました。とりあえず、[端役]からのルージュと喝采点を貰います。
 あとは僧正殿に任せる。
 [ヴェルナー] アゼルへのルージュ⇒信(4

†僧正の手番†
ジェローム : 任せられても困るな。5点入れば良い方だと思うけど。
 とりあえずダイスを振ります。
[ ジェローム ] 喝采点 : 6 → 4
[行い]判定+喝采点2点(戦の幕・終の幕 7D6 > [ 1, 1, 1, 2, 2, 3, 6, 10 ]

《汝、すでに償い難し》7/0-1/他1体
 対象に現在の〔【存在点】の6分の1〕か〔得ている【渇き】と同数〕点のノワールを与える。
 出目:1.6 対象:クーロンヌの獣 ダメージ:2点
《嘆かれし浄火の涙》7/0-1/他1体 対象にノワールを2点与える。このノワールは[行い]の効果で減少しない。
 出目:2.2.3 対象:クーロンヌの獣
[ クーロンヌの獣 ] 存在点 : 10 → 6
《包み込む抱擁》5/0/他1体
 対象は任意のノワールを1減少させてよい。
 出目:10 対象:ヴェルナー

ヴェルナー : 思ったんだけど、逸話の【渇き】1点って、堕落表の「3点以上」に含まれる?
アゼル : 物語としては、含まれる方が美味しいと思いますね。
ヴェルナー : そうか、じゃあ俺は堕落表リーチってことだな。……その抱擁はありがたく貰っておきます。ありがとうございます。
ジェローム : 感謝しなさい。
 [ヴェルナー] クーロンヌの獣へのノワール -1(3

「……ちっ、勘弁してください。貴卿は地獄行きを増やすおつもりか?」
 我欲に溺れればその心乾くは必定。
 過去にとらわれた狩人は、堕ちつつあった。
「……っだが、このままでは先の二の舞だ。逃げられる!」
「これだから、結果を焦るノスフェラスは。……過去と対峙するは己のみ、と思っているんでしょうねぇ」
「なに…?」
「良いことを一つ教えて差し上げましょう。…かつて民だった折り、私はドラクの名を名乗るはずだったのです。夜獣卿と化した主が自らの城と私の故郷を焼き尽くすまでは、の話しですが。側で仕える主の【渇き】を癒やすことすら、あまつさえ気がつきさえしなかったのです。――笑える悲劇ですな」
 ジェローム卿は、かつての自分の惨劇を、はははと実際に笑い飛ばした。
「だからなんだ。何故今になってそんな話しを…」

「貴卿は一人ではないということです」

「……」
 騎士は今一度、剣を握り直した。
 その重みと引き換えに自分は何を得た?
 力を得た。
 確かにそうだろう。だが、けしてそれだけでは無かったはずだ。
「はっ…過激派の僧正殿にしては、随分と優しい物言いだな」
 その言葉を受けて、ジェロームは偽物のような笑顔でにっこりと笑ってみせる。
 全くその顔が気に入らぬ。今に殴ってやる、と思いながら、共に戦う騎士に背中を預けた。

ジェローム : 私はこれで手番終了です。アゼルへのルージュと、喝采点をいただきますね。
 ……んー、自分のノワールが減らせてないのが気になりますねぇ。
アゼル : アタクシも、ラウンド終わりで渇き1ですよ。お仲間ですね。
[ ジェローム ] 喝采点 : 4 → 5 アゼルへのルージュ⇒信(4

†[脇役]の手番†
《肉裂く突進》5/0/他1体
 貴卿が移動したときのみ使用可。対象にノワールを2点与える。
 対象:ジェローム 移動先:玉座エリア
《狂乱の賛歌》6/0/エリア
 貴卿の次のターン開始まで、対象のエリアにいる任意の[端役]は与えるノワールを1点上昇させる。
 対象:宮廷エリア
《紅月への咆哮》8/0/エリア
 端役召喚(4体):この[端役]は通常のルール通りに運用する。
 対象:宮廷エリア
《堕落の証明》10/0/エリア
 対象のエリアにいる任意の存在は己へのノワールを2点得る。
 対象:宮廷エリア

アゼル : 一番止めたいのは、咆哮と突進ですか?
ジェローム : まぁそうなるか。……ねぇ、肉裂く突進に対する[抗い判定]ヴェルナーが振ってください。
ヴェルナー : 無理ないRPの流れでジェロームへのルージュがもらえる!
ジェローム : 目標値8が一番微妙なんだよな。一人で行けそうで、無理そうで……。
 アゼルが振って無理そうなら、追加で私が振るし、要らないようなら証明に挑戦します。
DR/プロンプター : それでは、上から抗い判定をどうぞ。

ヴェルナー : 抗い2点使用《肉裂く突進》 2D6 > [ 2, 3 ] > 5 失敗
 [ヴェルナー] 己へのノワール⇒怒(1
 抗い2点使用 2D6 > [ 6, 6 ] > 12 成功
 [ヴェルナー] ジェロームへのルージュ⇒友(2
アゼル : 抗い2点使用《紅月への咆哮》 (DRR2) > 2D6 > [ 3, 6 ] > 9 成功
ジェローム : DRR2 抗い2点使用 《堕落の証明》 (DRR2) > 2D6 > [ 1, 6 ] > 7 失敗
 あー、むりそ――いや振り直します。
 [ジェローム] 己へのノワール⇒殺(1
  抗い2点使用 2D6 > [ 1, 3 ] > 4 失敗
  やっぱ無理だわ。

DR/プロンプター : それでは《狂乱の賛歌》《堕落の証明》は成されました。
 手番終了につき、アゼルの[端役]からノワールを受けます。
[ クーロンヌの獣 ] 存在点 : 6 → 5

[アゼル] 己へのノワール⇒侮(4
[ヴェルナー] 己へのノワール⇒怒(3
[ジェローム] 己へのノワール⇒殺(3

†ラウンド2 終了†
 伴奏 クーロンヌの獣への【殺】
[ アゼル ] 渇き : 0 → 1
[ ジェローム ] 渇き : 0 → 1
[ヴェルナー] クーロンヌの獣へのノワール⇒殺(4

アゼル : 乾きました。
ジェローム : 同じく。
 ……ここはキャラクターを立てて、すぐに潤いで相殺します。
アゼル : アタクシはバリバリ恩恵を貰っていきますよ。
[ ジェローム ] 潤い : 3 → 2 渇き : 1 → 0

†ラウンド3 開始†

 喝采点・畏怖点+1 抗う力・2点
[ アゼル ] 畏怖点 : 2 → 3
[ ヴェルナー ] 喝采点 : 5 → 6
[ ジェローム ] 喝采点 : 5 → 6

†異端の手番†
アゼル : アタクシが決着を付けてしまうこともできるのですが、それはあまり美味しくないんですよね……。
[ アゼル ] 畏怖点 : 3 → 0
[行い]判定+畏怖点1点+渇き1点 7D6+1 > [ 1, 2, 3, 3, 4, 6, 6+1, 10 ] > [ 1, 2, 3, 3, 4, 6, 7, 10 ]
《この身は猟犬》10/0/他1体
 以降、シーン中、対象は[行い]の[目標値]を全て2点減少する。
 刻印効果により目標値+1 出目:1.10/2.3.6
 こちらを2回使用します。お二方へ。
《この身は忠犬》6/0/他1体
 対象にルージュを1点与える。対象が[刻印具現化]している時、さらにルージュを1点与える。
 刻印効果により目標値+1 出目:3.4/7
 こちらも2回。二人に1点ずつルージュを。これでアタクシへの絆が【潤い】になりますでしょ。

アゼル : アタクシの最後の手番はこれで終了します。
 絆の増減はありません。
[ ジェローム ] 潤い : 2 → 3
[ ヴェルナー ] 潤い : 2 → 3

†狩人の手番†
ヴェルナー : 俺が…決めて良いのか?
[ ヴェルナー ] 喝采点 : 6 → 3
[行い]判定+喝采点1点+渇き1点 7D6+2 > [ 1, 1, 2, 2, 4, 4, 5+2, 10 ] > [ 1, 1, 2, 2, 4, 4, 7, 10 ]
《妄執からの解脱》5/自身/自身
 刻印具現化:貴卿が【渇き】を取り除いたラウンド中、使用する[行い]の目標値1つを3減少しても良い。
出目:1.4

ヴェルナー : そして、ここで満を持して【潤い】で【渇き】を相殺する。
[ ヴェルナー ] 潤い : 3 → 2 渇き : 1 → 0

《侵蝕する凶気》9/0/他1体
 対象にノワールを3点与える。さらに対象の持つ[〇〇具現化]を取り除いて良い。
 出目:2.7 対象:クーロンヌの獣
[ クーロンヌの獣 ] 存在点 : 5 → 2
《いと重き咎の大鎌》12/0-1/他1体
 対象にノワールを5点与える。貴卿は己へのノワールを2点得る。さらに【潤い】を1点減らすことで、この[行い]の[目標値]は「9」となる。
 出目:4 対象:クーロンヌの獣

ヴェルナー : 【潤い】をコストに、目標値を下げさせて貰う。さらに、アゼルの行いにより目標値が2点下がり、《妄執からの解脱》の効果によりもう3点下げる。
[ ヴェルナー ] 潤い : 2 → 1
[ クーロンヌの獣 ] 存在点 : 2 → 0
ヴェルナー : この行いで受けた己へのノワールにより、【渇き】を受けるが、残った【潤い】で相殺する。

 ヴェルナー卿が紅き霧より取り出したるは、大鎌であった。
 曰く存在を刈り取る大鎌。いと重き咎にて必殺とする一撃は、貴卿の血脈が成せる……本来は献身の業である。
 ジェローム卿が鉄鎖を引くと、罪人は相応しく膝をつき、その刃の下に首をさらした。
 過去の全てに別れを告げ、いざその刃が振り下ろされる!
 ”根雪卿”ヴェルナーの手で致命傷を受けたクーロンヌの獣は、逃げる隙すら与えられず、目深にローブを被った獄卒たちの手で、地獄へと封印された。後に残されたのは、獄卒らが引いていった鉄鎖の鳴る音と、二人の騎士、一人の異端。
 翼持つ異端は、ふわりと淑女の側に降り立ち、彼女を安心させた。
「……カタリナ卿、安心してください。二人の騎士達により、悪夢は無事に退けられました」

――――――――――――――――――――――

†幕間†

アゼル : 【渇き】と【潤い】の清算…って渇き残ってるの、アタクシだけでございますか?
ヴェルナー : 俺は逸話があるから、参照するときは1以下にならないんだけどね。
ジェローム : 僧正故に【渇き】など不要なのです。

[ アゼル ] 潤い : 2 → 1 渇き : 1 → 0

アゼル : では相殺して、幕間は終わりですね。

――――――――――――――――――――――

†後の幕†

 翌日、カタリナ卿は貴卿らを玉座の間へ集め、改めて感謝の言葉を伝える場を設けたが、現れたのは騎士が二人だけだった。
「あら。……アゼルの姿が見えませんね。もう東の鐘も鳴ったというのに、まだ部屋に?」
「……」
 ヴェルナー卿は、自分が関わらぬ事には相変わらず口数少ない。
 ジェローム卿は、昨晩のことを思い出していた。
 晩と言っても、月が北を過ぎ、東に傾きかけた頃だ。早朝と言ってもいいかもしれない。

………◆ ………◆ ………◆ ………◆

 皆が寝静まり、起床するにはまだまだ早い時刻。
 足早に前庭を横切り城砦を出てゆかんとする人影があった。
「おやおや、もう立つのですかァ?主人に断りもなく城をあけるとは、とても出来た密使とは言えませんな」
 アーチを作る前庭の門に差し掛かると、柱の影から声がした。それはまさしく影が喋るが如く、飄々とした声だけが聞こえてくる。
 アゼルは影へ答えた。
「……もとより、この身は流浪なれば。ただ逗留を許していただいた恩に報いるため、密使の真似事をしていたまで。成すべきを成したなら、また元の生活に戻るだけでございます」
「カタリナ卿は、御身にも礼をしたいと仰っていましたがね。それすら受け取れぬと?」
「嬉しいことではございますが……。街に出たおりに、聞いてしまったのです。『カタリナ様は異端を小飼にして使役してなさるのか』という噂を。アタクシがこれ以上長居をしては、せっかく平穏を取り戻したクーロンヌの森すら、悪い印象が着いてしまいます。本当ならもっと早くに、出ていくべきだったのですが」
「殊勝な心掛けではありますが、夜闇に紛れてそそくさと出ていく様はまるで盗人ではありませんか。恩人をそのように貶め、カタリナ卿本人の心は痛まぬとお思いか?」
「アタクシは盗人でよいのです。騎士様の活躍の影に異端なぞ、初めから存在しなかったのですから。――アタクシがこの物語を唄うなら、こんなふうでしょう」
 アゼルはリュートを爪弾いた。音の粒が夜空の星の如く煌めき、涼やかな音色を奏でる。

 ――クーロンヌの森は、妖精郷への裏口なり。
 見よ、この美しさを。
 まさにこの蠱惑的な景色こそがその証左なり。
 なればこそ、遠い昔から心惑わされてしまう民が後を立たなかった。
 そしてついに気高き騎士までもが、この森に惑い道を逸してしまったのだ。
 彼は騎士としての己を忘れ去り、猛々しい獣と化して近隣の村を襲ったと言う。
 これは、彼の獣を討ち取りし”二人の騎士”の物語なり――

「片や、多難非業の運命を背負いしノスフェラスの狩人。片や、清廉厳粛なるを誓うヘルズガルドの僧正。初めはいがみ合っていた2人が、次第に背を預け力を合わせて、ついに因縁の獣を打倒する。華々しき英雄譚の一節、どこに異端が入り込む隙がありましょうか」
「…………」
 表情は暗がりに沈み、その沈黙の意味はうかがい知れなかったが、僧正は複雑な感情が含まれたため息を吐いた。
「……行く当てはあるのですか?」
「はははっ、当てなどございませんよ。この身は流浪。いつだって、風の向くまま、気の向くまま。この翼と脚だけが行き先を知っているのです。――カタリナ卿とヴェルナー卿には、ちゃんとお別れの挨拶ができず、大変申し訳ないと、できれば伝えておいてくださいませんか?」
「まぁ、気が向いたら、伝えないこともないでしょう」
「ふふ……。それでは、アタクシはこれで。誰よりも善なる友よ、貴卿らの行く道に紅き月の加護があらんことを」
「えぇ。御身も良き旅を、無垢なる道化師よ」
 そしてアゼルは一足先に城砦を出立した。
 騎士と異端が語った言葉は、天上に輝く月のみぞ知る……。

………◆ ………◆ ………◆ ………◆

「先に立った、のですか?……見て居たなら、止めてくだされば良かったのに」
 ジェローム卿はおどけたように笑って肩をすくめた。
「何故私がそんなことを」
「………………アゼルは口ばかりが達者なお調子者、という印象だったが、結局カタリナ卿の立場を考えて誰とも会わずに城砦を出たのでしょう」
 ヴェルナー卿も、少しばかり残念そうに目を伏せる。
「そうでしょうね。……残念ですが、去った者は仕方がありません。――此度のこと、貴卿らには大変助けられました。なんと御礼申し上げれば良いのか。…私は貴卿らを讃えるに相応しい言葉を持ちません」
 カタリナ卿は、ため息を一つこぼすと仕切り直し、騎士らに最大限の感謝の意を表した。
 彼女の晴れやかな微笑みは、”白磁卿”の二つ名に違わぬ美しさであった。その下にはまだ僅かな憂いが垣間見えるが、それも近いうちに溶けて消えてしまうだろう。
「貴卿らは、これからどうされるのです?」
「はい。しばらく旅を続けるつもりでは居ますが、最終的には旧ゲイズヴァルド領へ入ろうと思っています」
 ヴェルナー卿の答えに、カタリナ卿は一つ頷いた。
「汚名を雪ぎ、その名に名誉を取り戻すことこそが、ノスフェラス騎士の本懐ですものね。ただ、彼の地は乱世。何が起こるか、全く予想が付きません。十分に気をつけて。どうぞご武運を」
 彼女は、ヴェルナー卿の黒髪を撫でてから、ジェローム卿へ向き直った。
「……」
「美しき”白磁卿”からそんなに見つめられては、穴が開いてしまいますな」
「貴卿は?」

「クーベルタンへ行くつもりです」

 その名を耳にして、動揺したのはカタリナ卿だけではなかった。ヴェルナー卿ですら一瞬目を見張り、正気を疑うようにジェローム卿を見た。
「…そう、ですか……」
 カタリナ卿の瞳は揺れていた。
「今更、止めはしません。しかし、クーベルタンは異端排斥過激派の中心地。あまりに悲惨な運命に、心なくした者たちが最期に行き着く場所。…――ジェローム、これだけは忘れないでください。私は貴方のことを……」
 彼女は言葉を続けることができず、両手で顔を覆い「すみません」とだけやっと言うと、玉座の間を出て行った。
 淑女が辞した部屋には沈黙が訪れた。
「――…異端審問官になるつもり、なのか?」
 ヴェルナーの言葉は、その視線と同じく酷く冷えていた。
「……苛烈な拷問やあら探しで、あえて標的を堕落せしめ、正体見たりと首を掲げるような連中だぞ」
「いかに清廉な騎士であろうと、いかに無垢なる異端であろうと、堕ちる時は堕ちるもの。そして、異端卿なる者たちの最後を見たことがありますか?あんなものが、気高き騎士の最後であっていいはずがない。……堕落者や悪しき異端を裁けるのなら、私は外法に手を染めても構わない。――ただし、ヘルズガルドの名を名乗る以上、追求するのは”公正なる真実”です。事実をねじ曲げて怒りにまかせた鉄槌を振るうなど、言語道断でしょう」
「…………今の言葉、そっくりそのままカタリナ卿へ話してやればいいのに」
「もちろんイヤです。改めてそんなこと言うなんて、気恥ずかしいじゃないですか」
 ジェローム卿はにっこり笑う。それは仮面のようでもあり、単なる照れ隠しのようでもあった。
「わかったわかった。――……縁があればいずれまた会うだろう。その時の貴卿が、俺の知るジェローム卿であることを願っている」
「えぇ、またいずれ。次に会う貴卿が夜獣卿で無いことを祈っています」

 やがて二人の騎士も城をあとにする。
 ノスフェラスの狩人は首を巡らせて一度だけ振り返った。
 麗しき領主とその飼い犬が、彼女の自室の窓に見えた気がしたが、全くの気のせいかも知れぬ。彼は、ヘルズガルドの僧正に気づかせるべきか、しばし迷い、黙っておくことに決めた。

 かくして、貴卿らは見事魔獣を討ち果たし、無二の友や好敵手に別れを告げる。
 名も無き俗人がその名を物語る時、そこに大いなる「逸話」が加わる事であろう。

――――――――――――――――――――――

DR/プロンプター : おつかれさまでした。以上でセッションは終了となります。
 それぞれ新たな【逸話】を一つ獲得してくださいね。

アゼル : アタクシは †未だ希望を宿せり† を貰います。
 これからの旅は、より充実したものとなるでしょう。アタクシには”クーロンヌの獣と二人の騎士達”の物語があるのですから。これこそは我が友の英雄譚なり、と声高く言えないのが残念ではありますが。
ヴェルナー : †堕落者を討ち取ったり† を貰っておく。
ジェローム : 実はどれ取ったら良いか分からないんだよな。
ヴェルナー : †常に騎士道の範となりたり† とかじゃないか?
ジェローム : あー…これ、いいですね。じゃあ、これにします。
 …相談ついでに聞いても良い?
 今回演出で「鎖」を多用しちゃったんだけど、これは「家門」を変えた方が良いのかな?私、「吊るし輪」が行い的にも気に入ってるんだよね。
DR/プロンプター : 別に変えなくても良いんじゃないかな。
 あくまでも演出は演出ですからね。「家門」はRPを制限するものでは無いと思っています。
アゼル : アタクシは【道】を変えますよ!
 次のセッションでは流浪の道でお会い致しましょう!
ヴェルナー : 俺はもう少し変更なしでやっていくことに決めた。騎士はそう簡単に生き方を変えられない。
ジェローム : その辺が異端と違うところですよね。

ジェローム : で、次回のセッションでは”ストーリア”を導入するんだって?
DR/プロンプター : 次があれば、ですけどね。
 何か取得したいストーリアが?
ジェローム : うん!(力強く頷く)
ヴェルナー : 『異端審問官』かな。
 俺は『冥王の呼び声』が欲しいな。
アゼル : 実は、そういうのも見越した上で、口上を練っておりました。
 『素晴らしき歌い手』が欲しいのです。

DR/プロンプター : まぁ、次回については考えておきましょう。
 それでは、おつかれさまでした。
ジェローム : おつかれさま。
ヴェルナー : さまでした。
アゼル : でございました。

・エンドクレジット・
ジェローム……我流男青年
ヴェルナー……Ryon式おとこのこ
アゼル……色んなタイプの男の子

マップ……blankcube様製作

                                    †END†

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