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クトゥルフ神話TRPG

フリー素材としてWebより借景。出典先は閉鎖・消去されています。

KPレスシナリオ『ジャック・イン・ザ・ボックス』
(作品URL: https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17982558 )

デズモンド : KPレス専PC、またの名を人柱。デズモンドだ。生還したいです。よろしくお願いします。

目蓋を上げても、そこは暗闇だった。
背中には硬く冷たい壁の感触。天井は低く、無理矢理に折り曲げた背筋が悲鳴をあげている。あなたは体育座りの体勢で酷く狭い空間に押し込められているのだった。
探索箇所:【空間全体 / 壁 / 自分自身】

デズモンド : CCB<=67 【SAN値チェック】 (1D100<=67) > 73 > 失敗
[ デズモンド ] SAN : 67 → 66
デズモンド : とりあえず、一つずつ順番に情報を開けておこうか。まずは【空間全体】を。

◎空間全体
手探りで壁や床をなぞってみれば、空間は立方体のような形であるようだ。大きさは人ひとりが身体を曲げてようやく入れる程度である。
<★アイデア>

デズモンド : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 69 > 成功

<★アイデア>成功:
この狭い空間に存在するのはあなたひとりのはずなのに、どこからかじっとりとした視線を感じる。

デズモンド : 見られている? N氏かな?
デズモンド : CCB<=66 【SAN値チェック】 (1D100<=66) > 41 > 成功

◎壁
さほど厚さがあるようには思えないが、丈夫な造りのようだ。空間の隅をくまなく触ってみても、どこにも継ぎ目がない。
聞き耳

デズモンド : CCB<=60 【聞き耳】 (1D100<=60) > 11 > スペシャル

<★聞き耳>成功:
軽く壁を叩いて確かめてみれば、下の面だけ響きが違う。どうやら今居るここは広い空間にポツンと置かれた箱の中であるようだ。
アイデア

デズモンド : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 63 > 成功

<★アイデア>成功:
壁を軽く押してみると、硬質だがほんの少しだけ弾力があることが分かる。プラスチックやソフトビニールにしては硬いようだが、似た感触であると感じるだろう。

◎自分自身
怪我などは無いようだ。
背筋を伸ばすと天井に頭がつっかえてしまうため、体育座りのまま背を丸めて頭を下げるような姿勢である。
ここに至るまでの記憶は曖昧でうまく思い出せない。

不意に軽い振動があり、ふっと身体が重くなる。
あなたはそれがエレベーターのような上昇感であると気付く。束の間、横方向に凄まじい加速がかかり、全身が壁に押し付けられる。次いで内臓の浮くような感覚が訪れ、あなたは自分が空間ごと放物線を描いて落下しているのだと理解する。

デズモンド : CCB<=66 【SAN値チェック】 (1D100<=66) > 64 > 成功
[ デズモンド ] SAN : 66 → 65
デズモンド : 生きて帰れますように。

備える暇も与えられないまま、あなたは身体を強かに打ちつけた。空間は回転しながら方向を変えて弾み、弾み、転がって停止する。
身を守ろうと本能的に頭に手を伸ばすも、激しい動きになすすべもなく翻弄され、身体のあちこちを壁にぶつける。酷い目眩があなたを襲い、動きが止まった後も世界はぐるぐると回転していた。<◆回転表 1d6をロール>

デズモンド : 1d6 (1D6) > 5

5:
不運にも、空間は転がったはずみで転倒してしまったようで背中が下になっている。無理に曲げた首筋と腰が悲鳴をあげている。

デズモンド : 1d3+1 (1D3+1) > 1[1]+1 > 2
[ デズモンド ] HP : 14 → 12

あなたが困惑していると、頭上から「きゃぁきゃぁ」と嬉しそうな赤子の声が聞こえる。

デズモンド : CCB<=65 【SAN値チェック】 (1D100<=65) > 67 > 失敗
[ デズモンド ] SAN : 65 → 64
デズモンド : 困惑して「ええっと…」と声を出した。
「誰かいる?赤ちゃん?」

声をかけるのであれば、「あ〜」や「う〜」といった声が返ってくるだろう。
まともに会話をすることは出来なさそうだ。

デズモンド : まぁ、赤ん坊ならそうか。

ようやく目眩が治まりかけたかと思えば、再び浮遊感が訪れる。空間は捻りを加えながら上昇し、傾いたまま停止した。
空間は先程のような激しい動きを見せることはなく、緩やかに前後するような揺れとともに、壁を1枚隔てた向こうからじゅるじゅると生暖かく水分を含んだ不快な音が響きはじめた。

デズモンド : CCB<=64 【SAN値チェック】 (1D100<=64) > 6 > スペシャル
デズモンド : ……これはおもちゃのブロックで、巨大な赤ん坊が遊んでる…(?)
デズモンド : 口に入れちゃダメだよ。

揺れと音はしばらくの間続き、唐突に壁の一部がぐぐぐと盛り上がる。突然現れたその突起は、狭い空間に窮屈に押し込められたあなたの身体に食い込んでひどく邪魔だ。
探索箇所:【突起】

デズモンド : これ噛んでるんじゃ…

◎突起
暗闇の中手探りで確かめてみれば、手の平大ほどの細長い盛り上がりが横長に二つ並んでいる。
<★アイデア>

デズモンド : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 25 > 成功

<★アイデア>成功:
赤子の声、先程から聞こえる不快な音、突起の形状。もしかするとこれは巨大な歯型なのではないだろうか?

デズモンド : だろうね
デズモンド : CCB<=64 【SAN値チェック】 (1D100<=64) > 34 > 成功
[ デズモンド ] SAN : 64 → 63

突然、外から男の怒鳴り声がする。
「こら!何でも口に入れるんじゃありません!!」
同時にあなたの居る空間はまるで打ち上げられたロケットのごとく急速に上昇する。

デズモンド : CCB<=63 【SAN値チェック】 (1D100<=63) > 35 > 成功
[ デズモンド ] SAN : 63 → 62

そして、「んん?」という疑問の声と共に空間ごと激しく左右に揺さぶられる。
あなたは左右の壁に何度も打ち付けられ、鈍い痛みと脳の揺れる感覚を味わう。

[ デズモンド ] HP : 12 → 11
デズモンド : 人が入ってるなんて思わないだろうからね。

「あれぇ?これ、中にニンゲンが入ってるじゃないか……!」
興味深そうな声とともに空間は緩やかに上昇したり傾いてみたりと好き勝手に動き、どこからともなく感じる舐めるような視線に寒気を覚える。

デズモンド : CCB<=62 【SAN値チェック】 (1D100<=62) > 11 > スペシャル
デズモンド : うーん?

「ボクってば、いつの間にそんな事できるようになったんだい?子供の成長ってのは噂に聞いていた通りだなぁ」
空間はふわりと浮き上がり、ゆっくりと下降する。
コトンと振動があり、どうやらどこか平坦な場所に置かれたらしい。

声をかけてみても、男はあなたの言葉など気にも留めていないようだ。

デズモンド : ジャックと豆の木みたいだ。
……もしかして、タイトルのジャックインザボックスって、びっくり箱じゃなくて――。

外からは依然子供を誉めそやす男の声が聞こえてくる。
「いや〜流石ボクの子だよねぇ……ん?どうしたんだい?」
それに答えるように、「あぁう!」とどこか得意気な赤子の声がした。

身体が軋む。筋肉が、骨が、ぎぎぎと音を立てている。あなたは気が付く、ただでさえ狭いこの空間がさらに縮み初めているのだ。あなたを押し潰さんと、壁が、床が、天井が迫る。

デズモンド : CCB<=62 【SAN値チェック】 (1D100<=62) > 98 > 致命的失敗
デズモンド : 1d3 (1D3) > 1
[ デズモンド ] SAN : 62 → 61
デズモンド : おっとまずい。でもできることは少ないしな。

空間は無慈悲に縮み続ける。極限まで折り曲げられた背骨は限界を訴えていた。
あなたが苦しそうな顔を見せれば、「きゃぁ!」と喜ぶ赤子の声。子供というものは残酷だ。
「えぇ……キミそんなのが楽しいの……?」
「キミもボクならもうちょっとスマートさってものをさぁ……ねぇちょっと貸してよ!」

突如天井と壁が遠ざかり、支えを失った身体はぐらりと後ろに傾いた。後頭部に衝撃が走り眼前に星が散る、どうやら後退した壁に頭をぶつけたらしい。空間はあなたが目を覚ました時から一回り程大きくなっていた。

[ デズモンド ] HP : 11 → 10
デズモンド : そろそろHPが心配になってきたな。応急手当って振れるんだっけ?
デズモンド : CCB<=40 【応急手当】 (1D100<=40) > 90 > 失敗
デズモンド : ムリだ…

唐突に視界が白に染まる。
反射的に瞑った瞼の裏、透ける血の色は段々と明るさを落とし、網膜に焼き付いた光も徐々に薄らぎはじめる。あなたが恐る恐る目を開けると、小さな白い空間にはぼんやりとした淡い光が満ちていた。聞き耳

デズモンド : CCB<=60 【聞き耳】 (1D100<=60) > 79 > 失敗

どこからか現れた、赤と緑の閃光が白い空間を飛び交う。
それはバチバチと音を立てながらこの空間に何かを創造しようとしているようだ。

不意に火花のように爆ぜた閃光があなたの肌に触れた。
刹那、あなたの脳裏に様々なイメージが駆け巡る。
誰かの手記、見知らぬ少女、不可解な魔法陣、赤い液体で満たされた器、壁を埋め尽くす本棚、凄惨な遺体、破れたメモと小さな鍵、恐ろしく悍ましい生き物の影、そして積み木……次々と移り変わっていくイメージには時折理解し難い何かが混じり、背筋に冷たいものが走る。

デズモンド : CCB<=61 【SAN値チェック】 (1D100<=61) > 61 > 成功
デズモンド : 1d3 (1D3) > 1
[ デズモンド ] SAN : 61 → 60

突然耳を劈くような爆音が響く。
飛び交っていた光が大きく弾け、拳大の軽い何かがバラバラと空間内に散らばった。

「ちょっと!何で泣くんだい!?」
そんな声がして、先程からビリビリと空気を震わす音の正体が赤子の泣き声であることに気が付く。
「正しい遊び方を教えてあげようとしただけじゃないか!ボクは悪くないぞ!」
「あぁ!頼むから泣き止んでくれ!!!」

デズモンド : 子供に泣かれて困るのは、神話生物も一緒か。

外からは「わぁわぁ」と泣き叫ぶ声が続いており、男は赤子をあやすのに必死になっているらしい。
今のうちにこの空間を調べることが出来そうだ。
探索箇所:【床に散らばった何か / 壁 / 自分自身】

デズモンド : その前にもう一度応急手当を振らせて欲しい。
デズモンド : CCB<=40 【応急手当】 (1D100<=40) > 6 > スペシャル
デズモンド : 1d2 回復値 (1D2) > 2
[ デズモンド ] HP : 10 → 12
デズモンド : よしよし。
デズモンド : じゃあ端からじゅんに調べていこうか。まずは床に散らばった何かを。

◎床に散らばった何か
先程、閃光と共に弾けて足元に散らばったそれらは様々な形をした積み木のようだ。
子供用なのか角は丸く削られている。

◎壁
先ほど2つの突起が突き出ていた箇所を見てみると、空間が大きくなった際に引き伸ばされたのか薄く透けて穴が空いているようだ。
何か鋭利な物があれば、穴を広げてここから出られるかもしれない。


外からは依然として赤子の泣き声が聞こえているものの、穴の向こうは薄暗く、何かが動いている気配は感じられない。
薄暗い向こう側に目を凝らして見れば、そこはあなたの寝室であるようだ。男や赤子の姿は見えない。

デズモンド : 寝室?ここから出れば寝室に帰れるのか。でも外の気配は一体…。

◎自分自身
明かりの元で見ると、あなたは寝間着を着ていることがわかる。ここに至るまでの記憶を思い起こしてみれば、たしか自分は寝室で眠りについたはずだった。この状況はただの悪い夢なのだろうか。
<★知識>

デズモンド : CCB<=75 【知識】 (1D100<=75) > 40 > 成功

<★知識>成功:
「明晰夢」という言葉を聞いたことがある。
夢であると自覚しながら見る夢の中では時折、見ている夢の内容を思い通りに変化させることができるらしい。この状況が夢であると仮定するならば、試してみるのもひとつの手かもしれない。
デズモンド : メモにある【夢見】って技能を使ってナイフか何かを出せるってことなのかな。
ここから出るためには、どうにかして壁の穴を広げる必要があるだろう。
あなたはどのような手段を思い浮かべるだろうか。▼

デズモンド : そうだな……。
やっぱり道具を思い浮かべる。ナイフ…ないしは、ペンチのような。

あなたは穴を広げるための『道具』を思い浮かべる。
それはどんな『道具』だろうか。▼

デズモンド : ……きめた。手のひらに収まる大きさの十徳ナイフで、普通のナイフ、はさみ、ペンチがついてる。
デズモンド : 数値は【小型ナイフ】で出そう。1d4+DB つまり、消費MPは4。

あなたは、頭の中でその『道具』を詳細に思い描く。
上手に思い描くことが出来たかどうか<任意の技能>で判定。

デズモンド : じゃあ一番高い技能の【図書館】で。
デズモンド : CCB<=70 【図書館】 (1D100<=70) > 46 > 成功

そして、思い描いた通りの『道具』が現れることを強く願う。
<★夢見> +10

デズモンド : 初期値はPOWだから、23?厳しいな。
デズモンド : CCB<=23 【夢見】 (1D100<=23) > 30 > 失敗

一瞬、目の前がぐにゃりと屈折したような気がしたが何も起こらなかった。

赤子が泣き止むのは時間の問題だ、あなたの背中を焦燥感が駆け上がる。

デズモンド : CCB<=60 【SAN値チェック】 (1D100<=60) > 28 > 成功

どうやら夢を思い通りにするにはコツが要るようだ。

ふと、床に散らばった積み木に目が行く。
これを何かに活かせないか、とあなたは思うだろう。

あなたはどのような手段を思い浮かべるだろうか。

デズモンド : 自分が思い描く十徳ナイフに一番近い形状のものを選んで持ってくる。

あなたは、「積み木」が穴を広げるための『道具』に変化するところを思い浮かべる。
それはどんな『道具』だろうか。▼

デズモンド : とうぜん、さっきの十徳ナイフと同じものを。

小さなものを思い浮かべた場合は近い形の積み木を見つけられたかどうか<目星>、
大きなものを思い浮かべた場合は上手に積み木を組み立てられたかどうか5>で判定。 <★目星 or DEX5>

デズモンド : CCB<=50 【目星】 (1D100<=50) > 56 > 失敗

そして、「積み木」が思い描いた通りの『道具』に変化することを強く願う。
<★夢見>

デズモンド : 初期値で振るのか?

初期値だ。君ならできる。

デズモンド : ……。
デズモンド : CCB<=13 【夢見】 (1D100<=13) > 8 > 成功
デズモンド : 二度と成功できる気がしないな。

さすがだ。

<★夢見>成功:
積み木はぐにゃりと歪み、あなたが思い描いた通りの『道具』へと姿を変えた。壁の穴を広げるのに役立ちそうだ。
穴に『道具』を差し入れ、力を込めてゆっくりと空間を切り開いていく。外に見えるのは紛れもなくあなたの家の寝室だ。

壁の穴が大きくなるにつれ、いまだ止むことのない赤子の声は段々と小さくなっていく。遠くの方で「あ〜もう!子育てって大変!!!」と言う声がした。

ひとつ瞬きをすれば、あなたはベッドの上に居る。

<探索者生還>
※<夢見>で創り出したものは気がつくと消えている。
・ SAN回復 1d10 全END共通

・ <夢見>の成長判定 1回 全END共通

・ AF『探索者が<夢見>で創造したもの』
<夢見>が成功し、END-A・Bで生還した場合
※詳細は下記の通り
───────────────
◾AF『探索者が<夢見>で創造したもの』
(参考:サプリメント「ラヴクラフトの幻夢鏡」p.12-13)
次に探索者がドリームランドを訪れた際、一度だけ手元に現れる。その時にPOWを消費すれば、以降ドリームランドを訪れた際にいつでもあなたの手元に現れるようになる。
<消費POW:<夢見>で創造した際に消費したPOW+1>
※創造した際にPOWを消費していなければ、0+1で消費POWは1となる。
※POWを消費しない場合、その次にドリームランドを訪れた際にAFは消えている。

デズモンド : 1d10 (1D10) > 3
[ デズモンド ] SAN : 60 → 63
デズモンド : 1d100 【夢見】の成長ロール (1D100) > 77
デズモンド : 1d10 (1D10) > 3
デズモンド : ありがとうございました、お疲れ様でした。
     
     END

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