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【プレシャスデイズ】ティーブレイク/二つに一つ【仮想卓ログ】

はじめに

 こちらは『魔術師育成スローライフRPG プレシャスデイズ』の半小説風仮想卓ログ#4です。
 #1はこちらからどうぞ。
 全部オレ状態なので、多少のぎこちなさはご容赦ください。
 この記事は、実質的な1話目と、2話目を収録しています。
 シナリオは用意しておらず、ぶっつけ本番体当たりです。
・画像について・
 キャラアイコンは、Picrewさんのメーカーで作らせていただきました。
 記事の最後にクレジットとして記載してあります。

――PCとNPC――

4話を終えて
名前:イェンラン 年齢:10歳 GL:1
種族:人間 属性:
スタイル:エンチャンター
HP:44 MP:23 WP:8
 体力:5(13) 知力:3(10) 神秘:2(7)
 俊敏:4(10) 情熱:3(10) 優愛:4(10)
スキル
 マナインフロー 魔術師の基本スキル
 種族スキル:人間 WP+1
 インパクトブレイク ダメージ+10
 クイックムーブメント 俊敏対決で先手を取る
 マジックパリー ダメージ軽減→NEW!
 コーディング MP消費-Ⅰ
アイテム
 グローブ/焦げ跡の残る端切れ マナヴェール
 ヒールポーション ロングスピア
 マンストーン 菓子
 リフレクト

師匠について
名前:テオハルト 性別:男性 年齢:??
種族:人間 属性:おそらく水
スタイル:おそらくキャスター
 クールで厳しめな言葉を使う大人。ちょっと優しさはぎこちない。
 しかし、時に厳しい現実を見せることも師匠の役目。……なのかも?
 黒髪、鳶色の目、隻眼。きっと右目の眼帯には、とんでもない秘密が隠されているに違いない。
 チャーチワーデンというパイプで煙草を吸っている。数種類のハーブが混ざった香りが、独特だけど、不思議と落ち着く。

ライバルについて
名前:ソフィア 性別:女の子 年齢:12歳ぐらい
種族:天使 属性:??
スタイル:??
 白髪で色白の女の子。瞳は緑がかったブルー。
 大人しくて、たくさんしゃべるのは苦手みたい。
 とっても勉強熱心で、博識。でも身体を動かすのは得意じゃなくて、戦闘などの経験はあまりないみたい。

――ティーブレイク――

テオ : それじゃあ、5話目を初めて行こうか。
 シナリオタイトルは――。
イェンラン : はい、師匠! 俺からひとつ提案がある!
テオ : なにかな?
イェンラン : 師匠回が1話ぐらいほしい!
 キャラとして登場するのに、あんまり”っぽい”ところ無くて、俺はちょっと寂しい!
テオ : …なるほど。
 確かに、少しは触れておこうかな。いいでしょう、今回は私の話をします。
イェンラン : キタッ!

 ♪好きなシチュエーション発表ドラゴンが、好きなシチュエーションを発表します♪

テオ : 当人がいないところで、意外な一面や過去の話しをして、ちょっとだけ周りの見る目が変化してるのに、当人だけ気が付かない」やつ。

 ♪正式名称が分からないシチュエーションも、好き好き大好き♪

イェンラン : アッコレ、師匠”だけ”出てこないヤツだ。
テオ : そうと決まれば…これをこことくっつけて、……よし。改めて始めようか。
 シナリオタイトルは『ティーブレイク』
イェンラン : 師匠の過去が、明らかになったりならなかったりする!

シナリオ5「ティーブレイク」
〈シナリオトレーラー〉
 魔術師大会――コンペティションを間近に控え、イェンランたちはアッシュ先生作問の模擬テストに挑んでいた。
「テオ師匠ってどんな人だった?」
 ティーブレイクの雑談に、ソフィアの師であるアッシュが、《かつての神童》について口を開く。

――スタートレグ――

問16
 ピクシー妖精の鱗粉と水性ヒカリゴケで、簡易的な光源を作ることができますが、このとき光源がもつ特性として、正しい物を以下の中から全て選びなさい。

 問題文を読んで、筆記具を持つイェンランの手が止まった。
 コンペティションを一週間後に控え、イェンランとソフィアは今まで習ったことの総ざらいとして、模擬テストを受けていた。問題を作ったのはソフィアの師であるアッシュだ。
(…やばい、問16がわからん! たしか、三つあった気がするんだけど。耐水と、飛行と、……あー、あとなんだっけ?!)
 落ち着け、と自分に言い聞かせて、深呼吸がてら辺りを見回す。
 ソフィアとアッシュが借りている宿舎。隣には、ソフィアが折り目正しく座り、同じ答案に向かっている。少し離れたところに、アッシュが座っていた。
(くぅーっ……! やっぱ、筆記って苦手だ!)

――メインレグ――

テオ : と、いうことで、今回のメインレグは、筆記テストだ。
 前回同様、能力値は知性で判定して貰おうかな。難易度は11ぐらいで。
イェンラン : 11は行けそうでいけない、絶妙なラインだ。張り切ってダイスを振って行く!

 2d6+3 知力 > 7[3,4]+3 > 10 失敗

イェンラン : 妖怪イチタリナイっ……!!??

「はい、一時間が経ちました。二人とも鉛筆を置いて、答案を裏返してください」
 イェンランは椅子の背もたれに背中を預け、ぐったりと脱力した。
「終わった……ぜんぜん解けなかった…」
「だいたい埋められたかな…」
 ソフィアは真逆の反応だ。
「なぁなぁ、俺、ずっと16問目が頭から離れなくてさ。ソフィア、どれ選んだ?」
「耐水と、浮遊…それから、緑色発光」
「緑色発光、それだ! しかも間違えた! 飛行じゃないじゃん!? え、じゃあ、もしかして、ピクシーの鱗粉に関する応用問題、全部間違ってるかも!? うわぁー、やらかしたぁー……」
「この間、テオハルト先生の実技でも、実際に見せて貰ったのに」
「だって、俺あの時怒ったピクシーに追いかけられてて、ちゃんと聞けなかったんだもん」
 数日前、川辺でいくつか簡単な実験をした。妖精の補角方法、鱗粉の採取、発光実験…etc.
 ソフィアは本人の言うとおり、あまり機敏ではなく、実技ではいつも、ぽてぽて、とイェンランの後を追いかけ、息を切らしていた。
「答え合わせの前に、少し休憩にしよう」
 答案を確認したアッシュが、二人に声をかけた。
「ソフィア。私はお茶の用意をするから、君は茶菓子を出しておくれ」
 ソフィアは黙ったまま、こくり、と頷き席を立つ。
「じゃあ、俺机片付けておく!」
 数分後、書き物机は脇に片付けられ、丸テーブルの上には温かい紅茶と、美味しそうなクッキーが広げられた。
「俺、アッシュ先生んとこ好きだ! おやつでるから! しかも美味しい!」
「ふふふ、嬉しいね。それはソフィアが作ったものなんだよ」
「ソフィア、お菓子作れるのか? すごいな!」
「先生に手伝って貰って…」
 ソフィアは何故か頬を染めて、話題を逸らすように、
「テオハルト先生は、おやつないの?」
「無い。でも代わりにお小遣いがある!」
 考えて使いなさい、と言われた小遣いをグランツの街へ着いて早々に散財してしまったのだが。
「……知ってるか、ソフィア。お金って、使うと無くなるんだぜ」
「知ってる」

――メインレグ2――

「そうだ、アッシュ先生。俺聞いてみたいことがあるんだけど」
 イェンランは、言いながらまだ熱いマグの紅茶に息を吹きかけた。
「なにかな?」
「テオ師匠ってどんな人だった?」
 老魔術師は、少し考えるようにしてから、穏やかに話し始めた。

 テオハルトは正しく神童と呼ぶにふさわしい生徒だった。
 ただすこし理屈っぽく、性格で損をしている印象が強かったね。昔から、研究者気質だったのかもしれない。
 彼が12歳になる冬、一人でアカデミーを出たきり、二度と戻らなかった。きっと、もはやあそこには彼が学ぶべき物など無かったのだろう。
 しばらくして、人伝に、国が設立した研究機関に引き入れられたと聞いたよ。

「失礼ながら、私は彼が弟子を取ると思っていなかったよ。先に言った通り、気難しい性格のせいで、一人で居ることが多かったからね。誰かと上手くやれる未来が見えなかったんだ」
「たしかに。お世辞にも物教えるの上手いとはいえないよな。話も下手だし」
 テオハルトが教える座学は、説明過多か説明不足のどちらかであることが多い。
「…きっとテオハルト先生は、私たちの『わからない』が分からないの」
「師匠が天才過ぎるのも考えもんだぜ!」
「ははっ、彼も慣れない後進育成に、毎回試行錯誤していることだろうね」

 16年。
 何があった、とは聞かない。ただ、この激動の時代を、彼が生き残っていたことが、なにより嬉しいよ。

 老魔術師は、かつての教え子の話をそう言って締めくくった。

――クローズドレグ――

「……」
 テオハルトは、イェンランの持ち帰った答案を見て、暫く黙った後に、
「これ、点数低かった理由はちゃんと分かってるんだよね?」
「…はい、よく似たものを間違って覚えてたせいで、応用問題が全部ぱぁになりました。で、でも、これで覚えたから、もう次は間違わないぞ!」
「うん、失敗した理由が理解出来ているならよし。次に生かしてください」
 答案をテーブルに置くと、テオは柔らかく笑ってから、ぎこちなくイェンランの頭を撫でた。
「…なぁ、師匠」
「なんだい?」
「師匠は、なんで俺を弟子にしたの?」
 テオハルトはいつものパイプを咥えて、葉に火を付けた。
「……理由は他にも色々あるけれど、イェンランを見て居るとね、昔やり残したことを思い出すんだ」
「やり残したこと?」
「そのうち君にも分かるよ」
 ハーブが香る紫煙が、言葉をぼかす。
 『それは俺が叶えられることかな』
 イェンランは言葉を飲み込み、それ以上聞くことを辞めた。

――インタープレイ――

テオ : さて、インタープレイだ。
 今回は一応クエストシナリオだったので、失敗で1000点の経験値だね。
イェンラン : 師匠の話、もっと聞きたかったな。
テオ : ここで全部種明かししちゃったら、もし次やるってなった時にネタに困るからね。
イェンラン : じゃあ、今回もメモリーシートにタイトルを記入して、プライズ表を降っていく!

 プライズ表 (D66) > 45 握力の増強

イェンラン : 日々成長を感じる、ってことかな?
テオ : 瓶の蓋を開けるとき、やってあげるつもりで無意識に手を差し出してしまい、難なく開けられてるのを見て、妙な気恥ずかしさと共に手を引っ込めなきゃいけないヤツだ。
イェンラン : 日常のワンシーンだけど、それも『かけがえの無い日々』だ。
テオ : さて、次回はコンペティション回にしようと思ってるよ。
イェンラン : いいの?
 今の経験点は9000点だけど。進級にはたりなくない?
テオ : 私GMの解釈なんだけど、試験とグレードアップイベントは別枠だと考えてるんだよね。
 6話目の内容とは別に、最後に総括としてダイスを振って貰おうかと思ってる。
イェンラン : なるほど!
テオ : 理解して貰えたところで、15分休憩を挟んで早速始めて行こう。
イェンラン : おー!

――二つに一つ――

テオ : それじゃあ、6話目。最終回だ。
 シナリオタイトルは『二つに一つ』 始めて行こうか。
イェンラン : 実質七話目か。キャンペーン最終話だ!

シナリオ6「二つに一つ」
〈シナリオトレーラー〉
 ついにやってきた魔術師大会――コンペティション。
 試験内容は、人工的に作られた迷宮を2人1組で攻略し、最奥にある魔導書を地上まで持ち帰ること。
 早速初めの1組がダンジョンに挑み、やがて1人が魔導書を持ち帰ると、その場の全員に緊張が走った。
 まさか、この試験の合格条件は――?!

――スタートレグ――

「皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます。これより、魔術師見習い第二階梯進級試験――魔術師大会を始めさせていただきます」
 首都グランツ。街から離れた郊外の開けた平地。『魔術師の塔』の職員であるエヴァ嬢が司会として、コンペティションの開幕を宣言する。
「まずは本日の立会人、グランツの『魔術師の塔』首座セリア・ロゼッタ様からお言葉を賜ります」
 紹介を受けて、エヴァの後ろに控えていた魔術師が一歩前へ出た。緩くウェーブしたブロンドの髪が美しい女性だ。
「ようこそ、可愛い雛鳥たち。今日はこれまで培ってきたものを、存分に見せてあげてくださいね。恩師だけでなく、自分自身にも。それこそがこれからを進んでいく自信や、誇りになってくれるはずです」

 会場となった平地には、魔術師見習いとその師。だけでなく、沢山の見物客も集まった。
 イェンランはあくびを噛み殺しながら、それを眺めている。
「なぁ、これってただ見てて楽しいのかな?」
「みんな多かれ少なかれ、次代を担う魔術師の雛に興味があるのさ」
「ふーん」
「交易都市サザンクロスでは、もっと娯楽色が強く、魔術師大会のためのコロシアムがあるらしい」
「師匠は行ったことある?」
「10年以上前に、1度だけ」

「それでは、参加する魔術師見習いの方は前へ」
 エヴァの言葉に、12人の少年少女が彼女の前に進み出た。
「これから皆さんは、2人1組となり、こちらの人工迷宮に潜っていただきます」
 司会が示したのは、ただの平地に似つかわしくない、地下へ続く階段だった。光源は無く、先は薄暗い。
「迷宮の最奥には、魔導書があります。それをここまで無事に持ち帰ることが出来れば、試験は終了です」
 もう一人の職員が、ビロード生地の巾着袋を持って進み出てくる。
「こちらの袋には、6種類の宝石が二つずつ、計十二個入っています」
 つまり、一人ずつランダムに引いて、同じ宝石同士で組む、ということだろう。
 一つ、ガーネット。
 二つ、アメジスト。
 三つ、アクアマリン。
 四つ、ダイアモンド。
 五つ、エメラルド。
 そして六つ、――。
 イェンランは緊張しながら、袋に手を入れた。
 指先に、角張った石の感触がある。脳裏では、色とりどりの石ころが、がちゃがちゃ、と弾き合う様が思い浮かんでいた。その中にあって、つるり、とした真球の輪郭を捉える。
(あれ? …この手触りって――)

『ほう、バロックパールか。確かに形はまちまちだが、質は高い。真円を求める客には売れないだろうが、見る者が見れば一財産だな』

 イェンランは自分が引いたその”石”を、日の光にかざした。都市に来る途中で目にした非売品とは違い、真円を讃える純白が、まるっと太陽の輪郭と重なる。
 そして六つ目は、真珠。
 驚いた様子で天使族の少女――ソフィアが駆け寄り、自分の引いた”石”を差し出す。
 彼女も真珠を引いていた。

 最初に、ガーネットを引いた二人組が呼ばれ、迷宮の入り口に入っていく。
 ついに進級試験が始まった。そして彼らが――彼が魔道書を片手に帰ってきた時、受験者全員に緊張が走った。
「魔道書を無事に持ち帰った者が合格、だったかな」
 黒いローブを纏った少年が、エヴァに魔道書を手渡す。それはまさしく、迷宮を踏破した証だ。
「――もう一人の子はどうしましたか?」
「知らないな。まだ中で迷ってるんじゃないの?」
 他人事の様に言う彼に、エヴァもそれ以上追求しない。
「では、迷子を保護でき次第、次の組の試験を開始します」
 二人一組。もちろん、協力しても構わない。だが魔道書は一つ。
 全員考えていることは一つだった。
(え? 思ってたのと違う。これって、第二階梯の試験だろ。こんなに厳しいのか?)
 つまり、この試験の合格条件は――。

 その後も、滞りなく試験は続いた。
 最初の少年と同じように、一人で帰ってくる者、リタイアする者、二人一緒に迷宮から出てくる者。迷宮から出る直前で、互いに魔道書を押しつけ合う者。
 三者三様、この試験に挑んだ想いが如実に現れていた。
「――…いよいよ最後の組です。真珠を引いた二人はここへ」
 イェンランとソフィアが迷宮の入り口に並び立つ。彼女を見ると、緊張から険しい表情をしていた。
「では、最後まで悔いの無いよう。行ってらっしゃいませ」

――メインレグ――

 階段を降りていくと、外からの光は完全に途絶えた。
 ソフィアがスタッフを一振りすると、その先端に淡い光が宿り、光源となった。
「……これってさ、魔道書を持ち帰った方だけが、合格ってこと、なのかな? 本当に? そんなこと、あると思うか?」
「分からない。でも今は進むしか無さそう」
 やがて階段は終わり、暗い廊下を進むと、少し開けた場所に出た。そこには二つの分かれ道があり、どちらも先は見通せない。
「きっと、どちらも魔道書にはたどり着けるはず。道中に出てくる障害はちがうかもしれないけど…」
「じゃあ、どっち選んでもゴールにはたどり着ける、ってこと?」
 ソフィアが頷く。
 同じ道を選び協力して進むか、違う道を選び競い合うか。二つに一つだ。
「ランくん」
 そこでようやく、ソフィアはイェンランと向き合った。
「私はもうあなたに協力しない。たとえ、合格条件が違ったとしても、私は一人でこの試験をクリアしたい。今自分がどこまで出来るのか、一人でやってみたいの。――多分、この試験の目的はそういうこと」
「そうか…そうだよな……。俺も、ソフィアに頼ってばっかじゃいられない!」
 ソフィアを見ると、頬を膨らませ、眉をキリッとつり上げて、精一杯『負けないぞ!』と言う顔を作っているらしい。どうやら初めて会ったときのイェンランを真似しているようだった。
「ランくんには負けない……!」
「あははっ! 俺も負けない! ゴールで会おうぜっ!」
 そして、二人は別々の道を進み始めた。

テオ : といったところで、迷宮攻略の行為判定をして貰おうかな。
 使用技能は、知力or神秘。目標値は12だよ。
イェンラン : うぇ…どっちも苦手だ。
 強いて言えば知力はまだ目があるか。

 2d6+3 知力 > 4[3,1]+3 > 7 失敗

イェンラン : ふぎゅー……!
 いや、ちょっとまて! ここで絆効果を使う!
テオ : メモリーを昇華して、『絆効果:再起の鼓動』を使うのかな?
イェンラン : それだ! ここでかっこ悪いところ見せるわけに行かない! 失敗したとしても、今までの自分の全身全霊でぶつかった、って思いたいんだ!
 メモリーシートの『千尋の谷』にチェックを入れて、WP-1。これでふり直しが出来る!
テオ : では、ふり直しをどうぞ。

 2d6+3 知力 > 4[2,2]+3 > 7 失敗
 [ イェンラン ] WP : 8 → 7

イェンラン : ふぎゅーっ…!?
テオ : 君が息を切らせて最奥の部屋へ到達したとき、すでにソフィア女史が到着していたようだね。

――メインレグ2――

「はぁ、はぁ……! あばぁーーー、ま、負けてるぅっ!」
 イェンランは迷宮の最奥にたどり着くや否や、がくり、と膝をついた。
 宝箱を模した箱の中から、ソフィアが魔道書を取り上げ、大事に鞄へ仕舞ったところだった。
「…たしかに迷宮攻略は、私の勝ち。でもどうだろう。あなたと真っ向から勝負をして、勝てるイメージが全く湧かないの」
「っ! そうか、まだどうにかして魔道書を奪うことができれば――」
 魔道書を無事に持ち帰った方が勝ち。
 イェンランは、ソフィアと廊下に出る扉の間に立ち、槍を構えた。ソフィアが、間合いを計るようにじりじりと後退する。

 その時だった。
 突如、ごごご…と異様な物音がしたかと思うと、通路の先から人造と思われる土塊の巨体が数体、壁を破壊しながら二人に迫ってきたのだ!
「ちょっ、え? えっ??!」
 こうなっては勝負どころではない。
 ソフィアもあまりの出来事に呆然としている。
 一際巨大なゴーレムが、動けないでいる彼女に狙いを定め、腕を振り上げた。
「ソフィアーっ!」
 一足飛びに駆けつけ、ソフィアを突き飛ばす。と、同時に土塊の巨大な拳が、少年の細いからだを吹き飛ばし、彼の意識は暗転した。

「ランくん……! いやだ!」
 我に返ったソフィアは、自分を庇って吹き飛ばされた少年に駆け寄った。迷宮の壁に叩きつけられ、ぐったりとしている。もちろん、確かめるまでも無く――。
「し、死んでる……?」
 ソフィアの思考は、一瞬にしてめちゃくちゃになった。
 『どうしようっ』『これも試験の一環?』『予定どおり? 想定外?』『本当に死んでるの?』『死んじゃいやだっ!』『どうしよう、どうしようっ…!?』
「一体、どうしたら…! だめ、私一人じゃ処理しきれない…一旦戻って助けを呼んだほうが…!」
 ソフィアの視線は助けを求めるように、部屋の中を彷徨い、最後にゴーレム達の背後にある扉へたどり着く。
 そして再度大型ゴーレムが腕を振り上げた。
(終わる。わたしたち、終わるの……? こんなところで…?)
「……たすけて、ランくんっ…」
 ぎゅっと瞑った瞼から、涙が零れた。

 幾ら待てども、終焉を告げる衝撃は襲わなかった。
 おそるおそるソフィアが目を開けると――。
「え…っ?」
 満身創痍の少年が、炎を纏わせた槍でゴーレムの腕を受け止めている。

『実は俺、不死身なんだ。…たぶん』

 彼の言葉がフラッシュバックする。
 不死身? 本当に?
 いや、ただ気を失っていたのを、ソフィアが勘違いしただけ、という可能性もある。
 イェンランは、どうにかこうにか大型ゴーレムの一撃をいなすと、ソフィアを振り返った。
「…なんだよ、こいつらっ! どにか隙を作って、ソフィアだけでも逃げられたらな。くっ、もしかしてこれも試験の一環なのかよ?」
「い、…生きてるの?」
「あ? ……あぁ。だから、言ったじゃん。俺は不死身なんだって」
 イェンランが言い終えるやいなや、ソフィアは彼に抱きついた。
「痛い、痛いっ! 傷の全部が治ってるわけじゃないから! 痛いって!」
「びっくりしたっ……生き返って良かった…」
「お、驚かせてごめん。ごめんね?」
 目の前で起きた出来事に、もっと言いたいことはあったが、状況は差し迫っている。ソフィアは涙を拭って、一度深呼吸をすると、
「私、一人でなんて逃げない! 後衛は任せて。もうこれ以上あなたを傷つけさせないから」
 ソフィアはようやく少し冷静さを取り戻したようだった。

テオ : 今回は戦闘もあるよ!
イェンラン : 盛りすぎじゃねぇか!?
テオ : キャンペーン最終話なんだから、盛ってなんぼでしょ。
 さ、クライマックス戦闘です。
 既に距離は至近、エネミーは巨大ゴーレムと普通ゴーレムの一軍。識別判定で詳細が出せます。
イェンラン : 質問! これって、ソフィアもいるんだよな。
 こっちが二人の時はどうなる?
テオ : 良い質問ですね。
 魔術値+1 ダメージ+2 防御値+2のパッシブ効果がつきます。
イェンラン : 防御値が上がるの? とっても嬉しい。
テオ : ではセットアップ。識別判定をふて貰おう。

 2d6+3 知力 > 8[5,3]+3 > 11 成功

コア:アースゴーレム
 レベル:3(ソロ) 識別:10
 判定:9/12 回避:17
 防御:12 HP:56
 攻撃:3(3d)/18(2d)/近接/至近
 《振りかぶり》
  マイナーアクション。武器攻撃のダメージに+5する。
 《自己修復》
  クリンナッププロセス。あなたが受けているバッドステータスを一つ打ち消す。10点のHPを失う。
リム:テラコッタゴーレム HP+14

イェンラン : 言っても良いか、師匠。
テオ : はい?
イェンラン : GL1にぶつけて良いエネミーじゃないのでは?
テオ : 君が想定より強くてさ。せっかくのクライマックスだから、瞬殺されても困る。
イェンラン : えぇい、仕方ない!
 気を取り直して《クイックムーブメント》だ! 俊敏対決!

 2d6+4 俊敏 > 10[4,6]+4 > 14 成功
 [ イェンラン ] MP : 23 → 20

テオ : アースゴーレムの判定値は12なので、イェンランの勝ちだね。
 これで行動順は、イェンラン先攻になった。
イェンラン : よし、これで早速メインプロセス!
 《インパクトブレイク》を使用した攻撃だ!
テオ : 命中判定をどうぞ。
イェンラン : 17以上か…。頼む、頼むっ…!

 2d6+9+1 魔術値 > 7[2,5]+9+1 > 17 成功

テオ : 同値って、アクション側が勝利だっけ。良い勝負ですね。
イェンラン : ハラハラする…。

 2d6+9+9+10+2 ダメージ ロングスピア+《インパクトブレイク》 > 7[6,1]+9+9+10+2 > 37
 [ アースゴーレム ] HP : 71 → 44
 [ イェンラン ] MP : 20 → 18

アースゴーレム : では続いて、アースゴーレムはマイナーアクションでスキル《振りかぶり》を使います。攻撃ダメージに+5。
 巨岩の拳で攻撃です!

 3d6+7 > 14[5,5,4]+7 > 21 成功

イェンラン : 俺の回避は13だから、逃げ切れなかった!

 2d6+18+5 ダメージ > 4[2,2]+18+5 > 27
 [ イェンラン ] HP : 44 → 27

イェンラン : 防御値がソフィアのバフ込みで10あるから、合計ダメージ17点か。痛いなぁ。
テオ : お、良い勝負してるぞ!
 では、クリンナッププロセス。出来ることはあるかな?
イェンラン : バッドステータスも無いし、良いと思う。
テオ : 早速第2ラウンド。セットアップ。
イェンラン : 《クイックムーブメント》! 素早さでは後れを取りたくない!

 2d6+4 俊敏 > 6[2,4]+4 > 10 失敗
 [ イェンラン ] MP : 18 → 15

イェンラン : う゛っ。仕方ない。ここは、先手を譲っておく。
アースゴーレム : 先ほどと同じく、マイナーで《振りかぶり》を宣言、メジャーで攻撃だ!

 3d6+7 命中 > 10[3,5,2]+7 > 17 成功
 2d6+18+5 ダメージ > 11[6,5]+18+5 > 34

イェンラン : そのダメージ、パリィさせて貰う!
 《マジックパリー》で-[1d+4]点だ!

 1d6+4 マジックパリー > 5[5]+4 > 9
 [ イェンラン ] MP : 15 → 13 HP : 27 → 12

テオ : 結果ダメージを15点に抑えるか。なかなかやるねぇ。
イェンラン : 加えて、ヒールポーションも使わせて貰う!

 2d6 ヒールポーション > 8[5,3] > 8
 [ イェンラン ] HP : 12 → 20

イェンラン : 今度は俺のメインプロセスだ!
 変わらず《インパクトブレイク》を使った槍術で叩いていく! 命中判定いくぞ!

 2d6+9+1 魔術値 (2D6+9+1) > 9[4,5]+9+1 > 19 成功

テオ : おお、キメてくるね。
イェンラン : ここで、絆効果:渾身の一撃を宣言!
 昇華するメモリーは、『情けは人のためならず』! これでダメージ+6d6だ!
テオ : おいおい、ここで削りきるつもりか…!?
イェンラン : そうだ! 「喰らえ、俺のありったけぇー!!!!」

 8d6+9+9+10+2 ダメージ ロングスピア+《インパクトブレイク》+渾身の一撃 > 29[4,6,6,2,5,2,2,2]+9+9+10+2 > 59
 [ イェンラン ] WP : 7 → 5 MP : 13 → 11
 [ アースゴーレム ] HP : 44 → 0

テオ : 防御値で12点削れても、総ダメージ47点か。
 素晴らしいよ。これは完敗だね。

――メインレグ3――

 熱い。
 身体が熱い。
 肌が発火している。首の辺りでじりじりと何かが焦げる音がしたかと思うと、ばちっ、と何かが弾ける。
 魔力を制限していたチョーカーが千切れ飛んでいた。
 イェンランは活ける火球となって、ゴーレムの核を貫いた。彼の最後の思考は、ソフィアを巻き込みたくない、と唯それだけだった。視界の端に捉えた彼女は、炎の向こうで、どうにか防御魔法が間に合ったようだった。
(あぁ、よかった……)
 そして今まで蓋をされてきた魔力が、水を得た魚のように端からあふれ、迷宮の天上を押し上げる。
 爆発だった。
 地下迷宮の天上は崩落。地上の平地に、火球の形のまま大穴が空いた。
 それでも火炎の勢いは収まらなかった。
 パニックを起こす受験者、『塔』の職員、聴衆…。全てが炎の轟音に覆い尽くされていく。

「包め、ウンディーネ」

 その直後、ざぶん、とイェンランの身体が何かで覆われた。球体の水袋か。
 何が起こったのかわからず、ただ口の端からぷくぷくと泡が上がるのを見て居た。息が尽きる直前、ばしゃ、と泡のように水袋は破裂し、彼を地上に吐き出した。
「げほっ……げほげほっ…!」
「やれやれ…大丈夫かい? 流石にここまでとは思わなかったな」
 濡れ鼠になったイェンランが、顔を上げるとテオハルトが心配そうに顔を覗き込んでいる。
「お、俺…また暴走して……」
「なに、今回はまだ殆ど被害も出ていない。『塔』が用意した救護テントが燃えたのと、地下迷宮が潰えたことぐらいだ。――集まっていた観衆は、元々派手な魔術が見たかったのだろうし、良い薬だよ」
 迷宮の瓦礫の中から、少女が一人這い出してくるのが見えた。ソフィアが此方へ駆けてくる。ちゃんと無事だったようだ。
「…何が起こったの? 今、一瞬、火の手がわぁーって。私、まだよくわからないのだけど……」
「ソフィア、生きてて良かったっ!」
 今度はイェンランがソフィアを抱きしめる番だった。
「俺…俺またっ、ぜんぶ駄目にしちゃったかと……!」
 ちょうどその時、二人の真横から鋭くわざとらしい咳払いが聞こえた。
「迷宮からの脱出、お見事でした。しかし、試験の内容をお忘れではありませんか? 魔道書を”無事に”地上まで持ち帰ること。魔道書はお持ちですか?」
 『魔術師の塔』の職員であり、大会の司会――エヴァ嬢だった。
「げ…っ!」
「私が持っています」
 まるっきり忘れていたイェンランが顔を青くする横で、ソフィアが鞄から魔道書を取り出した。
「はい、確認しました。これで最終ペアの試験も、無事終了ですね」

――グレードアップイベント――

 数日後。
 あの大騒ぎの魔術師大会の後、試験の合否は追ってお伝えします、と言われその場は解散となった。
 そして今日、イェンランは改めて魔術師の塔へ呼び出されていた。恐らく、他の受験者もこの面接は受けたのだろう。
 緩くウェーブしたブロンド、落ち着いた身なり。美しい女性だ。今イェンランの目の前にいる彼女こそが、グランツの塔首座、セリア・ロゼッタその人。
「…――それじゃあ、最後に聞かせてくれるかしら? あなたの炎は、あなたの感情に影響される。イェンランくん、あの時本当は、彼女の魔道書を奪おうと思ったのでは無くて?」

 使用技能:優愛 判定値:10
 2d6+4 優愛 > 9[4,5]+4 > 13
 成功

「それは違う。ます。俺はとにかく、ソフィアと一緒に地上に出ようと思って。魔道書のことなんて、全然頭になくて、ゴーレムを倒さなきゃって。ただ俺は…彼女を守りたかった! …です」
 イェンランの慣れない敬語が微笑ましく写ったのか、セリア・ロゼッタは頬を緩ませた。

――クローズドレグ――

 魔術師の塔、式典の間。
 国王を来賓として迎え、正式に進級の証を授与する催しが開かれた。
 第2階梯の見習いに、セリア・ロゼッタが手ずから、証としてブローチを与える。
 今回の試験での合格者は10人。ソフィアは無事に昇級。そしてイェンランもまた、誇らしげにブローチを賜った。

「ソフィア!」
「あ……」
 魔術師の塔を出たところで、ソフィアを呼び止めた。
 あの一件から、ソフィアとは少し距離が出来てしまった。事態が落ち着いてから、イェンランの不可思議な死と蘇生に、疑問を持ったのかもしれない。
「あのさ、俺たち、これからすぐ街を立つんだ。だから、ソフィアにだけはちゃんとお別れを言いたくて、さ」
「うん、ありがとう。私も、あなたに伝えておきたいことがあって」
 ソフィアは不安げに下を向き、自身のつま先を見つめた。彼女の自信が無い時のくせだ。
「ランくんは、これからも”不死身”について調べるつもり?」
「そうだな、可能な限りね。俺は俺の正体を知りたいし」
 言いたいことがわからず、先を促すように首を傾げると、
「〈トリケトラ〉。……〈トリケトラ〉って知ってる?」
「トリ…なに?」
「〈トリケトラ〉。多分、魔族との戦争をしていた時代に存在した秘密組織の名前、みたい」
「それが…?」
「中心人物の3人は、不死身の魔術にたどり着いた、天才にして禁忌の魔術師だって」
 不死身の魔術に到達した禁忌の魔術師たち。
 彼らの素性を探れば、自分のルーツが知れるかもしれない。1度は途切れた細い糸が、再びこの手に飛び込んできた。
「っでも、もしかしたら、ただの噂話かもしれない! なにか、取っ掛りになれば、と思っただけ……」
 少女は、不確かな情報でごめんなさい、とまた俯いた。
 いじらしい。特異な体質を持った友人のために、色々考えてくれたようだった。
「〈トリケトラ〉か。…わかった、覚えておく!」
 イェンランは、改めて彼女を見つめる。
「ソフィア。俺、頭悪いからこういう時、なんて言ったらいいかわからないからさ…ハグしてもいい!?」
「うんっ…!」
 緊張した様子のイェンランに釣られて、ソフィアの声も大きくなる。ぎゅ、と控えめに抱きしめられて、どこか温かな気持ちになった。
「ソフィア、街に着いてから、ずっと全部、たくさんいっぱい、ありがとう! ソフィアのおかげで、とっても楽しかった! 俺さ、次の旅はどんなだろう、どんな人に会えるかな、ってわくわくした気持ちで、胸がいっぱいなんだ。こんな気持ちで出発する旅なんて、生まれて初めてだ! ほんとうにありがとう!」
「ま、またあえる…?」
 少女の言葉に、少年は右手の小指を差し出した。
「うん、絶対! 絶対また会おう! 約束!」

 イェンランは乗合馬車で揺られながら、進級の証に貰ったブローチを眺めていた。
「なにをニヤニヤしてるんだい。そんなに進級が嬉しかったかな?」
「そうだけど、…それだけじゃなくてさ」
 隣に座る師が茶化すのに応えて、ちょっと腕の辺りを小突く。
「俺、楽しいんだ。師匠との旅!」
「ほう。それは、どんなところが?」
 テオハルトは、冗談めかして言いながらいつものパイプを取り出した。
「初めて人に褒められて、初めて友達が出来て――そんで、初めて実力を認められた! 式典の間でこのブローチを付けてもらった時、泣きそうなぐらい嬉しかった! ……ありがとう、師匠。俺をここまで連れてきてくれて」
 師匠は、何か言おう、と息を吸ってからしばし口を閉じた。
「――君は、何か勘違いしているね」
「は?」
「『ここまで連れてきてくれて』? 違うよ。君の旅は”ここ”で終わりじゃない。まさに今、始まったところじゃないか

 師弟は旅を続ける。
 轍を刻む車輪が、彼らを次の街に運ぶ。
 時に荷物を手に、険しい道のりを歩く。
 長き戦いが終わり、魔王が封印されて十年。
 未だ過去は根雪のように横たわるが、それでも新たな芽吹きは春を告げる。
 暖かな風が吹いていた。

「ところで君、チョーカーはどうした?」
「あー……ゴーレムと戦ったときに千切れちゃったんだよ。ごめんなさい…」
「あの魔道具でも君の力を抑えきれないとは。想定外だった。――次の旅は、代りを探すところからだね」
「はぁーい」

――インタープレイ――

テオ : さて、キャンペーンラストの、インタープレイです。
イェンラン : 終わっちゃうのか…。寂しい! 第二期制作決定しろよ!
テオ : それはまぁ、私と君の気力次第かな。
 さっそくプライズを決めようか。

 プライズ表 d66 (D66) > 55 良い香り

イェンラン : これは…師匠の煙草の香りだ!
テオ : 染みついてしまったね。
イェンラン : でもいい。師匠の匂いがする感じがして、好きだ!
テオ : それでいいんだ…。
 次に経験点は、今回一応バトルシナリオなので、3000点。
イェンラン : 元々9,000点だったから、2,000点繰り上がって、スキル取得だ!
テオ : そしてグレードアップ報酬もある。
イェンラン : わー、いっぱいもらえる!

・スキルorアイテム獲得
・三つの能力基本値上昇
・HP、MPの上昇

スキル:《ウェポントルネード》
アイテム:付与魔術《マジックブースト》
HP:44→51 MP:23→27
体力:13→14 知力:8→9 俊敏:10→11

イェンラン : よし、こんな感じにしよう!
テオ : ヒールポーションは補充しなかったんだね。
イェンラン : 今後、消耗品が手に入る機会はありそうだから、素直にアイテム換算の付与魔術をもらったよ。
 気になったんだけど、俺はパッシブの《コーディング》を持ってるけど、もしかして《ウェポントルネード》のMPコストが0になったりするの?
テオ : そうだと思う。…あとで指摘されたら直そうね。
 ……成長が終わると、本当にセッションも最後だね。なにか質問あるかな?
イェンラン : 師匠やソフィアのデータって、もしかしてつくってある?
テオ : 実はフレーバー程度には作ってある。
イェンラン : やっぱり。
 師匠は水属性のキャスターだよね。わかりやすかった。
 ソフィアは?
テオ : 光属性のセイクリファー。っていうイメージ。
 得意なことが君と違った方が良いと思ったから、知力と神秘が高そうな組み合わせを選んだつもり。
 …他になければ、これで終わろうか?
イェンラン : あと一つ。
 結局、師匠の秘密ってなんだったの?
テオ : それは…次回のために取っておこうかな。
 というか、前振りを大盤振る舞いしすぎて、もう気づいてると思ってたよ。
イェンラン : え、じゃあもしかしてやっぱり…――。

ひとまず、おしまい

エンドクレジット
イェンラン……おさむメーカー
テオハルト……ヤンデレ男子_mero
ソフィア……おおきなネコヤギ

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