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Storm Over ARNHEM 考察1 「雑感とマップデザイン」

前  景 アルンヘム強襲(邦題)「市街戦の戦略とマップデザイン」  アルンヘム強襲(以下、SOAと表記)は 囲碁・将棋に思考方法が非常に類似しているのではないか?との感想を小生は持っています。  ヘキサタイプ(6角形の升 …

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【ドイツ軍プレイヤーから見るバルジ大作戦】作戦級ゲームのミニマムな補給戦略 .3 最終回

考察1では、両軍の戦力減少差をドイツ軍の兵站事情から解釈してみました。

 考察2ではCRTは「相互損害」の確率が高く設定されており、ドイツ軍の戦力減少が意図的に増幅させられている。

 考察1も考察2もドイツ軍には不利に働くシステム構築をされていることが解ります。

 さらには森林内にうねる道路は装甲車両を隘路に迷い込ませ(特に北方第六装甲軍)、深い森には至る所に伏兵が潜みます(地形の影響は大きく攻勢点を作り辛い)。

【ドイツ軍プレイヤーから見るバルジ大作戦】作戦級ゲームのミニマムな補給戦略 .2 

では早速……と行きたい処ですが、本題の前に皆さんは「ランチェスターの法則」はご存知でしょうか。この趣味に携わる皆さまの大方はご承知されている概念だとは思いますが、少々説明から入らせて頂こうと思います。

「ランチェスターの法則」とは簡単に纏めると、

「近代戦(第一次世界大戦以降)の戦闘では、集団戦力(兵数・兵器数等)が優勢であればあるほど、損害も反比例するように少なくなり、勝ち易い。」*ウィキペディア参照

と言いう法則で、この研究成果は当然の事ながらシミュレーション・ウォーゲームの根幹に強く影響を与えています。

【ドイツ軍プレイヤーから見るバルジ大作戦】作戦級ゲームのミニマムな兵站戦略

今回取り上げるゲームは邦人ウォーゲーマーなら知らぬ者はいないであろうレックカンパニー謹製“バルジ大作戦”で御座います。

  約40年前に制作されたクラシックゲームではありますが、今もなお人気が有りゲーム研究会などで良くプレイされている様子がツイッター等で散見されます。

Across Suez考察〖3〗

最終ターン、グラフ上は両軍ともに2個大隊を除去しています。実は、これはあり得ない数値です。勝利条件を満たす為、イ軍は6個大隊のスエズ運河西岸への渡河が必須です。つまり、第7turnは攻勢に出る戦力が残っていない筈なのです。随時、渡河を行ったとすると最終ターンには攻撃可能な大隊は3個以下になっていると想定されます。イ軍が渡河を始めるターン以降、攻撃力が若干数減少するはずなのです。上記の誤差がグラフには反映されておりません。対してエ軍はこの数値通りの損害をイスラエル軍に与える事は可能と想定します。

Across Suez考察〖2〗

前章の戦力値比較はイスラエル軍優位と結論が出ました。

 今回は、前章で割出した戦力平均値を利用し両軍の予想損害数を導き出してみましょう。

 勿論、ゲーム上に起きる全ての状況を反映したシミュレーションなど私には作れません。そこで、まず複雑になる要素を省き、少しづつ、ゲーム解析に利用できる要素を付け加えていく、というアプローチをとります。

Across Suez考察〖1〗

邦題は「スエズを渡れ」なにやらかっこ悪い感は否めませんね。私は原題の「Across Suez」が好みです。

テーマは、1973年に起きた第四次中東戦争。

アラブ連合諸国とイスラエルの攻防をテーマにしたゲームです。

ゲームの規模やルールの簡素さからウォーゲーム入門用、と位置づけられた秀作です。