「月と花」プレイログ -喪われた手紙-
麗しく野に咲く花の君へ、
こんな形で手紙を書くなど、考えたこともなかった。この手紙が無事、貴君の元へ届いていると良いのだが。
さて、私とあなたとの出会いは、少々奇妙だったと言わざるを得ないだろう。覚えているだろうか?
私は忘れられそうもない。私にとってあれは、明らかな醜態だったからだ。
貴君の軍と共に戦ったカルバニアでの共同戦線。お互い、華々しい戦いぶりだったな。
貴君は、戦での私の武勇を讃えんと、私が休んでいる控えの間を訪ねてくれた。
それなのに私は……。